Lingua furanca.

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――今日のゲストはヴァンパイアさんです。簡単に自己紹介してください。

「どもー、こんばんは。ヴァンパイアさんです。普段はヴァンパイアしてます。最近の趣味はプリキュアを見ること。好きな生き血は少女のA型。好きな女優は幼い頃のブルック・シールズ。夢は『電脳コイル』のイサコ様に踏まれることです。」

――さて、今回お聞きしたいのは、『墓まで持っていきたい音楽CDと本』についてです。

「ほほう、わたしにそれを聞くということは、こう解釈していいのかな。『棺の中で聞きたい曲、読みたい本』。」

――まあそういうことになりますね。まず音楽ですが、いかがですか?

「HDDごともっていくね。」

――だめです、選んでください。やっぱりプリキュアですか?

「きびしいなあ…。好きな曲は、って聞かれたらアニメとか大槻ケンヂとかって答えるところだけど、棺の中で聞くのには適さないねえ。死んだ後でも聞きたいと思うのはやっぱり、Bud Powellの『The Scene Changes』だね。」
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――そんなかっこつけなくてもいいんですよ?

「いやいやまじで。ピアノ、ドラム、ベースで作られている音なんだけど、それぞれの音の魅力をしっかり、そして存分に詰め込んであって、何度聞いても飽きない上に、聞けば聞くほど不思議と安らぐんだ。肌に合うんだろうねえ。全体的にピアノのメロディがパワフルで、哀しげな曲も明るい曲もすごい楽しそうな音を出す上に、本当に美しいんだ。1枚まるまる、棺で聞きたいジャズだね。一曲目の『クレオパトラの夢』はわたしの夢みたいなものさ。ハハ。」

――つまりクレオパトラはイサコ様に踏まれたかったのですね。

「いや、それはどうだろう。」

――それじゃ墓まで持っていきたい本はなんですか?

「聖書。」

――それはやばいっすよ?

「あれ、結構本気なんだけどなあ。色々本はあるけれど死んだ後もゆっくり読むなら聖書を超えるものはない気がするんだけども。まじで。」

――ヴァンパイアさん、灰になっちゃいますよ。

「む、それは困る。」

――第二の人生をムダにしないものを一冊あげてください。

「なら宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』。」

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――そんなかっこつけなくていいんですよ?

「いやいや、まじだって。本気だって。第一の人生で『銀河鉄道の夜』から学んだことは本当に多いからねえ。人生を変えた一冊だよ。もちろん今のヴァンパイアさん人生も、この作品の影響を受けているよ。いつだってわたしはカムパネルラと共に歩むような人生を望んでいるのさ。」

――少年好きなんですか?

「あ、うん、好きだよ。あ!そういう意味ではなくてだね。」

――少女好きなんですね。

「あ。はい。まあそれはともかく、色々な作品をわたしも読んできたわけだけれども、あれほど透き通って自分の中に入ってくる言葉はなかったなあ。自分にぴったりあう音の響きなんだと思うよ。そして少年達の心にわきあがる思いや、壮大だけど消え行く世界観といい、棺の中で読むならあの本しかないと思うんだ。外出の時もお守りがわりにいつも持ち歩いているよ。」

――それじゃ最後に一言、メッセージをどうぞ。

「一緒に働いてくれる気の強いヴァンパイア少女さん募集中です。」

――俗物的ですねこのロリコン。

「まあ、バカは死んでも直らないし、こうやってのびのび死後を楽しむ方がいいよ。棺の中で煩悩にまみれながらくつろぐのもいいもんだよ。」

――これからもヴァンパイアさんライフをエンジョイしてくださいね。本日のゲストはプリキュアが大好きなヴァンパイアさんでした。

「やっぱその呼び方恥ずかしいからなしで…。」
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