Lingua furanca.

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初めて飛行機に乗ったときの話をしよう。それは、福岡空港から羽田空港への便だった。普通は、離陸の緊張感や窓から見えた景色の話をすべきなんだろうが、私にその記憶は無い。離陸前に熟睡してしまい、目が覚めたときはすでに羽田空港に着いていたからだ。こんな飛行機デビューで良いのだろうかと悩んだほどだ。まあ、前日に夜行バスで東京から下関まで15時間かけて行き、一日歩き回った晩の飛行機だったので、仕方ないと言えば仕方ないのだが、もったいなかったと当時は思った。

こんな風に、自分では何もしていないのに場所が移動していたり、時間が経過していたり感じることがある。

帰省とか旅行とかで、数日間ネットのない環境に行った人が戻ってきたとき、ネットの流行が変わっていてついていけないと言う人は多い。私にはこれが電車でぐーぐー寝てしまった人が目を覚ましたとき、ここはどこだと現状把握するまでのあたふたしているものと同じように見える。電車に乗っている人の世界と、乗っていない人の世界。同じぼーっとしていても、1分もたてば違うところにいる。それだけのことだ。

問題は、ネットとリアルのどちらが電車でどちらが徒歩かという話。「え?ネットの方が早いでしょ?全然問題ではなくない?」と多くの人は思うかもしれない。しかし、なぜか私はリアルの方が早いように感じることが多い。サイト始めたのなんてつい最近のように思っていたのに、気がつけば何年も過ぎていて、ネットを使わない友人と会うと私が浦島状態になることがある。

確かに、ネットに流れる情報は早い。それを見ているとものすごく流れの速い世界にいると感じる。しかし、それをリアルの世界から見ている人には止まって見える。パソコンの前に座ったまま、動いていないのだから。逆も同じようなことが言えて、ネットにいる人にはリアルの情報速度は比べ物にならないほど遅く見えるだろう。

どちらが優れているとかいう問題じゃない。ものさしが違うのだから比べられないのだ。しかし、同じ方向を向けることはできる。リアルで好きなことをネットでも情報発信したりコミュニケーションを取れば、語り合う仲間ができたり、より深い会話ができ、リアルの方向性をさらに強くできる。逆に、ネットで気になったことをリアルで行うことで、リアルの自分の幅を広げることができる。

リアルで自分を動かしている間に、ネットでは情報が動いている。リアルで自分を休ませている間、ネットで情報を得ることができる。はてなアンテナや livedoor reader なんかを想像してもらうと良いだろう。学校や会社に行っている間にも欲しい情報は自然と集まっていて、それから得た情報をリアルに活かす。違うものさしを同じ方向に向けることで得られる相乗効果は計り知れない。

寝て起きたら福岡から東京に移動していたように、サイトを運営していただけでリアルの自分がいつのまにか想像しがたいステージに上がってしまうのが今の時代だ。本を出すようになったり、講演をするようになったり、会社を興すようになったり。いつかは国会議員になるブロガーがいたって良いと思う。そのために、リアルの自分を動かそう。ネット上の自分を動かそう。同時に動かし、上手に結びつけ、互いに高めあおう。ライバルは自分自身!
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