■ 7/27
今日から日記をつけるようにと先生から言われる。
今日は雨が降っていてずっと病室の中にいた。何を書いていいのかわからない。
何も思い出せない。
■ 7/28
看護婦と話をする。アツコさんという名前らしい。私よりも少し若い感じがした。
ポニーテールに結んでいる髪が印象的。だけど話が続かない。
「看護婦さん」と呼びかけると「今では『看護士さん』と呼ぶんですよ」とのこと。
何故だか分からない。
脳の検査を受ける。特に異常は無いらしい。何も思い出せない。
■ 7/29
書くことがない。
■ 7/30
私が発見されたときに胸ポケットの中に名刺が入っていたらしい。
そこに書かれているアドレス?に行ってみるとブログとやらが出てきたようだ。
「あなたが書いたブログかもしれない」とのこと。よくわからない。
ブログとは何かを聞いてみたところ、看護士さんは「日記のようなもの」と言っていた。
看護士さんと見てみたが確かに自分が書いたのかもしれない。
□モテるための最終手段?坊主頭にして恋をゲットする方法
⇒坊主頭の俺が通りますよ。マジで話題になるからおススめ。1日で飽きられるけど。
□坊主にすると、必ずされるリアクション。
⇒リアルタイムで坊主なんだが俺。「出家するの?」と聞かれるのはガチ。
書かれている外見とは一致している。
明日からもう少し見てみることにする。何もおもいだせない。
■ 7/31
□回転寿司屋で「こいつ・・・できる・・・・!!」と思わせる方法
⇒80円皿4枚だけ食べて帰る俺が来ましたよ。
□メタボリック・シンドローム対策のために心掛けていることランキング
⇒俺は絶食。食ったら負けだ。
□自 分 だ け の 特 殊 能 力 あ る だ ろ ?
⇒晩飯食わなくても生きていける俺登場
□ご飯を食べるのが面倒くさいです。どうやったら光合成ができますか?
⇒とりあえず食わなきゃいいのに。ちなみに俺は最近晩飯抜いてます。
自分でも良くわからないが今まで晩御飯が食べられなかった。
記憶を失ウ前も晩御飯は食べていなかったようだ。
理由はわからないが自分を見つけた気がして少しほっとする。
■ 8/1
□今まで読んだ漫画で涙腺が決壊した台詞
⇒>>72はまるで俺。ONE OUTS 12巻は泣ける。
□アニメ化するべき作品
⇒ONE OUTS は見てみたいなぁ。
□野球マンガで一番面白いのは?
⇒ONE OUTS(ワンナウツ)だろーがよ。
どうやら私はマンガが好きらしい。早速このマンガを持ってきてもらって読んでみた。
何故か野球のルールは知っているが自分は野球が好きだったことがわかる。
このブログのお陰で少しずつ自分が再構築されていく感じがして楽しい。
■ 8/2
今日は1つ思い出してしまったことがある。
□地 味 に 傷 つ く 言 葉
⇒「お兄さんみたいな人だから」(≒恋愛対象外)とフられたことがあります。マジ泣きしました。
高校の時のことだ。
私は詰襟を着ている。女の子は三つ編みをしている。でも顔は全く思い出せない。
そこには私と、肌色のボールに三つ編みが付いたような女の子しかいない。背景もない。
私と女の子は握手をしている。私は無言で下を向き、女の子は泣いている。
これは振られたときの―
否。
女の子を振ったときの記憶か。
少し気分が悪い。疲れているのかもしれない。
■ 8/3
今日は一日中泣いていた。理由は分からない。
しばらくアツコさんがついてくれていた。優しい。
今日はまた脳の検査。
■ 8/6
おかしな記述を見つける。
□やぁ皆【パンツ】でも見て判定でもしないか? 1〜5の点数入れてみてね
⇒どうでもいいことですが、俺はモロパンだと全く萌えません(聞いてない
□ケツを出した女性が、ホコ天でカメラに囲まれていました 露出プレイ?:アキバBlog
⇒違うなぁ、違うんだよモロだと萌えないんだよ(去れ
□歯科医院に行くと苦手だと思ってしまうことランキング
⇒苦手は苦手なんだけどちょうど衛生士さんの胸が俺の顔に近づいたりするのでガマンします(殴
□日本と台湾って女子高生のレベルが高すぐるwwww
⇒>>1のリンク先が作為すぎるwwしかしカワええなぁー〜ふくらはぎとかガツッと掴(捕
アツコさんは苦笑いしていた。失敗したと思う。一緒に見なきゃよかったと思う。
自分はこんな人間だったのだろうか。
高校生の頃を思い出してまた泣いた。なぜかはよくわからない。
■ 8/9
今日はまた気分の悪い1日。
自分はこんな人間だったのかと思うと自分自身に嫌悪感を抱く。
□おちちがおおきくなりませんように
⇒だからアナタにはこの俺が居るからと何度云ったら(しつこい
□未知の領域Pカップ
⇒ややエロ注意。というか俺は貧乳派なんで。
□俺の「自動車教習本のお姉さんフォルダ」が火を噴くぜ!
⇒ヤバい、俺もちょっとヤバいwwドジっ娘がんばり屋ショートカット貧乳姉さん。
□貧乳のカッコイイ言い方
⇒貧←この文字に魅力を感じるのは俺だけですか。そうですか。(やかましい
□戸田恵梨香 超お宝ビキニ姿
⇒貧乳ktkr!!何度も云ってますが貧乳大好きです(帰れ
□「巨乳なんか何もよくない。Aカップで十分」
⇒貧乳いいよ貧乳(去れ
□貧乳論
⇒ >>596 がまるで俺な件。
□○乳 漢字一字入れて乳を語れ
⇒真っ先に思いついたのが貧乳だったりする。
□「貧乳なら乳首に絆創膏でも貼っておけばいいじゃない」という風説が間違っている7つの理由
⇒この人とは旨いお酒が飲めそうだ!
「じゃぁ私ではダメね」とアツコさんが笑って言っていた。
違うと言いたかったが言葉が出ない。
今日もまた泣いた。アツコさんと会うたびに泣いているような気がする。
■ 8/12
私の妻、と名乗る女性が現れる。
写真には確かに私とその女性と子供が写っていた。
間違いは無いのだろうが全く思い出せない。
私は思い出してきたことを少し話し、自分が書いたと思われるブログをその女性に見せる。
その女性は「これは本当のあなたじゃないね」と笑っていた。
その女性が言うには私は「子供が好きで家事も手伝ってくれる、優しいお父さん」だそうだ。
この女性が言っていることは本当に正しいのだろうか。
ブログにはそのようなことは書かれていないように思える。
退院は3日後と決まったようだ。少し淋しい。言いたいことが何一つ言えていない。
■ 8/14
アツコさんは明日からお盆休みらしい。
今のうちにお礼を言いに行こうとするが、足が前に出ない。
アツコさんに会うことも無く一日が終わった。
アツコさん、今まで有難う御座いました。またお会いできたらいいですね。
言いたいことが言えなかった。 そもそも何が言いたかったのか分からなくっている。
■ 8/15(1)
驚くことに、アツコさんが会いに来てくれた。
「近くに用事があったついでに」来てくれたようだ。私服を見るのは初めてだ。
初めて顔を合わせた時のことや胸の話などを冗談交じりで話す。
アツコさんは困った顔で笑っていた。今日は大丈夫だろう。
そろそろ時間だから、とアツコさん―彼女は右手を差し出して、
「がんばって下さいね」
…ありがとう―そう言って彼女の手を取り彼女と目を合わせると―
あぁ。
そのまま私は崩れ落ち、声を出して泣き始めた。
また思い出してしまった。あのとき―私はあの子を傷つけた。取り返しのつかない程に。
あなたに、伝えなければ、いけない。
…ごめんなさい
私が言いたかったのはこの言葉だったのか。
私と彼女は握手をしている。私は泣いている。彼女は――
「…もう大丈夫ですから。」
そう言うと彼女は微笑んでそっと私を抱きしめた。
彼女の三つ編みが私の頬に触れた。私はしばらく声を出して泣きつづけた。
■ 8/15(2)
退院の手続きが済んだのであろう、妻が病室にやって来た。
もう、彼女はいない。
先日の妻の言葉が気に掛かる。
「これは本当のあなたじゃないね」
本当の自分はあのブログの中にはいないようだ。
本当の自分と思っていたものは果たして何だったのだろう。
どこに本当の自分がいるのか。どれが本当の自分なのか―
だけどそれは少しずつ――
妻と探せばいいことなのだろう。
今日から日記をつけるようにと先生から言われる。
今日は雨が降っていてずっと病室の中にいた。何を書いていいのかわからない。
何も思い出せない。
■ 7/28
看護婦と話をする。アツコさんという名前らしい。私よりも少し若い感じがした。
ポニーテールに結んでいる髪が印象的。だけど話が続かない。
「看護婦さん」と呼びかけると「今では『看護士さん』と呼ぶんですよ」とのこと。
何故だか分からない。
脳の検査を受ける。特に異常は無いらしい。何も思い出せない。
■ 7/29
書くことがない。
■ 7/30
私が発見されたときに胸ポケットの中に名刺が入っていたらしい。
そこに書かれているアドレス?に行ってみるとブログとやらが出てきたようだ。
「あなたが書いたブログかもしれない」とのこと。よくわからない。
ブログとは何かを聞いてみたところ、看護士さんは「日記のようなもの」と言っていた。
看護士さんと見てみたが確かに自分が書いたのかもしれない。
□モテるための最終手段?坊主頭にして恋をゲットする方法
⇒坊主頭の俺が通りますよ。マジで話題になるからおススめ。1日で飽きられるけど。
□坊主にすると、必ずされるリアクション。
⇒リアルタイムで坊主なんだが俺。「出家するの?」と聞かれるのはガチ。
書かれている外見とは一致している。
明日からもう少し見てみることにする。何もおもいだせない。
■ 7/31
□回転寿司屋で「こいつ・・・できる・・・・!!」と思わせる方法
⇒80円皿4枚だけ食べて帰る俺が来ましたよ。
□メタボリック・シンドローム対策のために心掛けていることランキング
⇒俺は絶食。食ったら負けだ。
□自 分 だ け の 特 殊 能 力 あ る だ ろ ?
⇒晩飯食わなくても生きていける俺登場
□ご飯を食べるのが面倒くさいです。どうやったら光合成ができますか?
⇒とりあえず食わなきゃいいのに。ちなみに俺は最近晩飯抜いてます。
自分でも良くわからないが今まで晩御飯が食べられなかった。
記憶を失ウ前も晩御飯は食べていなかったようだ。
理由はわからないが自分を見つけた気がして少しほっとする。
■ 8/1
□今まで読んだ漫画で涙腺が決壊した台詞
⇒>>72はまるで俺。ONE OUTS 12巻は泣ける。
□アニメ化するべき作品
⇒ONE OUTS は見てみたいなぁ。
□野球マンガで一番面白いのは?
⇒ONE OUTS(ワンナウツ)だろーがよ。
どうやら私はマンガが好きらしい。早速このマンガを持ってきてもらって読んでみた。
何故か野球のルールは知っているが自分は野球が好きだったことがわかる。
このブログのお陰で少しずつ自分が再構築されていく感じがして楽しい。
■ 8/2
今日は1つ思い出してしまったことがある。
□地 味 に 傷 つ く 言 葉
⇒「お兄さんみたいな人だから」(≒恋愛対象外)とフられたことがあります。マジ泣きしました。
高校の時のことだ。
私は詰襟を着ている。女の子は三つ編みをしている。でも顔は全く思い出せない。
そこには私と、肌色のボールに三つ編みが付いたような女の子しかいない。背景もない。
私と女の子は握手をしている。私は無言で下を向き、女の子は泣いている。
これは振られたときの―
否。
女の子を振ったときの記憶か。
少し気分が悪い。疲れているのかもしれない。
■ 8/3
今日は一日中泣いていた。理由は分からない。
しばらくアツコさんがついてくれていた。優しい。
今日はまた脳の検査。
■ 8/6
おかしな記述を見つける。
□やぁ皆【パンツ】でも見て判定でもしないか? 1〜5の点数入れてみてね
⇒どうでもいいことですが、
□ケツを出した女性が、ホコ天でカメラに囲まれていました 露出プレイ?:アキバBlog
⇒違うなぁ、違うんだよモロだと萌えないんだよ(去れ
□歯科医院に行くと苦手だと思ってしまうことランキング
⇒苦手は苦手なんだけどちょうど衛生士さんの胸が俺の顔に近づいたりするのでガマンします(殴
□日本と台湾って女子高生のレベルが高すぐるwwww
⇒>>1のリンク先が作為すぎるwwしかしカワええなぁー〜ふくらはぎとかガツッと掴(捕
アツコさんは苦笑いしていた。失敗したと思う。一緒に見なきゃよかったと思う。
自分はこんな人間だったのだろうか。
高校生の頃を思い出してまた泣いた。なぜかはよくわからない。
■ 8/9
今日はまた気分の悪い1日。
自分はこんな人間だったのかと思うと自分自身に嫌悪感を抱く。
□おちちがおおきくなりませんように
⇒だからアナタにはこの俺が居るからと何度云ったら(しつこい
□未知の領域Pカップ
⇒ややエロ注意。というか俺は貧乳派なんで。
□俺の「自動車教習本のお姉さんフォルダ」が火を噴くぜ!
⇒ヤバい、俺もちょっとヤバいwwドジっ娘がんばり屋ショートカット貧乳姉さん。
□貧乳のカッコイイ言い方
⇒貧←この文字に魅力を感じるのは俺だけですか。そうですか。(やかましい
□戸田恵梨香 超お宝ビキニ姿
⇒貧乳ktkr!!何度も云ってますが貧乳大好きです(帰れ
□「巨乳なんか何もよくない。Aカップで十分」
⇒貧乳いいよ貧乳(去れ
□貧乳論
⇒ >>596 がまるで俺な件。
□○乳 漢字一字入れて乳を語れ
⇒真っ先に思いついたのが貧乳だったりする。
□「貧乳なら乳首に絆創膏でも貼っておけばいいじゃない」という風説が間違っている7つの理由
⇒この人とは旨いお酒が飲めそうだ!
「じゃぁ私ではダメね」とアツコさんが笑って言っていた。
違うと言いたかったが言葉が出ない。
今日もまた泣いた。アツコさんと会うたびに泣いているような気がする。
■ 8/12
私の妻、と名乗る女性が現れる。
写真には確かに私とその女性と子供が写っていた。
間違いは無いのだろうが全く思い出せない。
私は思い出してきたことを少し話し、自分が書いたと思われるブログをその女性に見せる。
その女性は「これは本当のあなたじゃないね」と笑っていた。
その女性が言うには私は「子供が好きで家事も手伝ってくれる、優しいお父さん」だそうだ。
この女性が言っていることは本当に正しいのだろうか。
ブログにはそのようなことは書かれていないように思える。
退院は3日後と決まったようだ。少し淋しい。言いたいことが何一つ言えていない。
■ 8/14
アツコさんは明日からお盆休みらしい。
今のうちにお礼を言いに行こうとするが、足が前に出ない。
アツコさんに会うことも無く一日が終わった。
アツコさん、今まで有難う御座いました。またお会いできたらいいですね。
言いたいことが言えなかった。 そもそも何が言いたかったのか分からなくっている。
■ 8/15(1)
驚くことに、アツコさんが会いに来てくれた。
「近くに用事があったついでに」来てくれたようだ。私服を見るのは初めてだ。
初めて顔を合わせた時のことや胸の話などを冗談交じりで話す。
アツコさんは困った顔で笑っていた。今日は大丈夫だろう。
そろそろ時間だから、とアツコさん―彼女は右手を差し出して、
「がんばって下さいね」
…ありがとう―そう言って彼女の手を取り彼女と目を合わせると―
あぁ。
そのまま私は崩れ落ち、声を出して泣き始めた。
また思い出してしまった。あのとき―私はあの子を傷つけた。取り返しのつかない程に。
あなたに、伝えなければ、いけない。
…ごめんなさい
私が言いたかったのはこの言葉だったのか。
私と彼女は握手をしている。私は泣いている。彼女は――
「…もう大丈夫ですから。」
そう言うと彼女は微笑んでそっと私を抱きしめた。
彼女の三つ編みが私の頬に触れた。私はしばらく声を出して泣きつづけた。
■ 8/15(2)
退院の手続きが済んだのであろう、妻が病室にやって来た。
もう、彼女はいない。
先日の妻の言葉が気に掛かる。
「これは本当のあなたじゃないね」
本当の自分はあのブログの中にはいないようだ。
本当の自分と思っていたものは果たして何だったのだろう。
どこに本当の自分がいるのか。どれが本当の自分なのか―
だけどそれは少しずつ――
妻と探せばいいことなのだろう。
