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 今回のお題はたまごまごさんから「60歳になったとき、誰かと見たい映画3本」とのことです。実を言いますと、僕、映画は見ない人なのですよ。何故かといいますと、僕は基本的に手を動かしていないと落ち着かないんですね。だから、テレビを見ながら小説を読む。舞台を見ながらテキストを書く。映画を見ながらマンガを読む、てなことに絶対になってしまうんです。ですから、結果として映画の記憶ってほとんどないんですよ。まあ、そういうわけで、今回はネタとして、一つお願いします。

 で、最初の一本は、かの有名な『マトリックス』です。言わずと知れた電脳映画ですね。主人公は、自分の生きている世界に違和感を覚えてしまう。何かがおかしい、どこかが狂っている。そう念じ続けていると、ある日でかい黒人と美人な女性に救い出されて、世界から切り離される。そう、彼が今まで暮らしていた世界は、コンピュータの作った電脳世界だった、というお話ですね。

 映画自体には何の感慨もなかったんですよ。電脳世界ネタはお堅いところでは『ニューロマンサー』、軽いところでは『クリス・クロス』がありますし、ごく最近だと『電脳コイル』というアニメもありますからね。ありていにいって、電脳というネタはSF界においては廃れたものだったんですよ。しかしね、廃れたからつまらないというものでもありません。廃れた・枯れたというのは裏返せば成熟したとも言えますから、これまでのセオリーで誰がどう書いてもある程度面白いものになるってことなんです。

 まあ、それはいいんですが、僕が強く思ったのは、「せっかく電脳世界が作れるのになんで三次元なんだ」ってことです。だって、そうじゃないですか。コンピュータが擬似的世界を作れるのなら、そこは二次元だっていいはずなんです。例えば、こなたとかこなたとかこなたと同じ世界に暮らせるわけですよ。こなたを三次元に反映させることは不可能だし、僕が二次元に行くことはできない。だから、そこには決定的な断絶があるのですけど、電脳世界ならそれが可能になるんですよ。僕が60歳になる頃には、きっと一家に一台こなた時代です。『マトリックス』を誰と見たいって? それはもちろん、こなたですよ。

 二本目の作品は『カンフーハッスル』です。中国には武侠といういわれるジャンルがあります。一番近いもので、日本人が想像しやすいものだと『ドラゴンボール』と『北斗の拳』がありますね。ライトノベルだと、古橋秀之の『IX』。しかし、本格的に武侠を楽しみたい人は金庸という人の『碧血剣』という小説がオススメですね。

 この『碧血剣』のあらすじを書きますと、まず、主人公は師匠の教え通りに修行した結果、とんでもない強さを手に入れます。どれだけ強いかというと、剣やら槍やら毒のついた暗器やらで襲ってくる十数人相手に片手で対峙し、無傷。あえていうなら、空が飛べない孫悟空程度の強さなわけです。この青年が全国を回り、男装の少女を生い立ちに関わる因縁から解き放つのです。ようするに、武侠というのは、アクションメインの水戸黄門ってわけです。

 『カンフーハッスル』はこの武侠にコメディ要素を足した、痛快アクション映画です。不可能で、あるはずがなくて、ご都合主義の連続。すごい馬鹿なんですけど、そこが、面白い。僕ね、基本的に、暗い話は大嫌いなんですよ。だって、読んでて暗くなるじゃないですか。ちょうど世代なのに『エヴァンゲリオン』もほとんど見てませんでしたし、有名な『ひぐらし』も即座に止めちゃいました。だから、こういう底抜けに馬鹿で明るい作品が大好きなんです。そして、そういうものが好きな自分も好きです。それでも、もしかしたら、そんな僕でも60の頃には暗いものが好きになっているかもしれない。考えさせる、大人な作品を好きになってしまっているかもしれない。でも、できたら、僕は孫と一緒になって、チャウ・シンチーを笑って見ていたいな、と思うのです。

 最後の一本は、『アメリ』です。何を隠そう、この映画は最後まで見終わっていないのです。ある日、テレビをつけたら偶然やっていて、誰かに呼ばれたので途中で見るのを止めてしまっているのですよ。真ん中の二十分くらいだけ見たんじゃないかと思うんですけど。フランス映画は好きなんですけど、特に『アメリ』はずっと気になり続けているんです。座敷童と見間違わんばかりの女の子が床下から発見した小箱を、一体どこでどうしたのか。その謎が頭から離れないんですよ。これ、60歳になったら見たい映画、じゃありません。60歳までには見ておきたい映画、なのです。できたら恋人と一緒に見てみたいですね。

 誰か、僕と見てくれる人、いませんか?




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