Lingua furanca.

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 りんふら15回目のお題は、アシタノさんから「過去のLingua furanca.記事にトラックバック」とのことです。個人的には、このお題には「次元の混乱」と名付けたい感じです。死んだはずの猫族が闇に飲まれていたり、吸血鬼として滅んだはずの男が正義の使者になっていたりするのです。

 僕がトラックバックしたい記事は、第5回「新しい法律を一つ作ってください」でまなめさんが書いた「企業ブロガーの誕生」です。このエントリを選んだ理由は、まなめさんのアイディアに夢を感じたからです。

 例えば、エジソンが電球を実用化した時、ライト兄弟が飛行機の滞空時間を伸ばした時、平賀源内がエレキテルを発見した時、そこには夢があったのだと思います。ただ、闇雲に模索するのではなく、それが生まれることによって、世界が変わると期待していたはずです。

 僕は企業ブロガーというアイディアに、同じような期待を持ちました。それが実現することで、世界の何かが変わるのではないかと思うのです。僕にはそれを実現するだけの能力はありませんが、実現したらどうなるかを想像することはできます。

 まず、企業ブログが義務付けられた場合、ほとんどの企業は広報の一人を当て、管理・運営を任せることでしょう。ただ、大きな企業ともなれば、有名な人間を雇い、ブログを任せようという気運も高まるはずです。

 例えば、現在ではlivedoorやfc2、はてなやgooなど、ブログサービスを提供している企業が、自らのブログサービスに有名人を招致しています。それによって、知名度を挙げ、参加者を増やし、プレビューを増やし、広告収入を増やそうとしているのです。

 企業ブログも概ね同じようなことを考え、著名な人間にブログを依頼するでしょう。ただし、テレビにしろ、新聞や小説で名を成したにしろ、それらの経験が必ずしもウェブに役立つとは限りません。既存のメディアは一方通行であるのに対して、ウェブは双方向のものだからです。

 これまでのものと違う、双方向のメディアとは著者と読者、演技者と視聴者の違いがほとんどないのです。もちろん、権威や権力といったものはウェブにもありますが、それは彼に対する信頼が強いというだけの話なのです。

 端的に書けば、信頼以外のない世界では、ちょっとした言動や行動が即座に炎上などの現象に繋がります。これを回避するには、明文化しにくい勘所というものを押さえていなければいけないのです。それを知らなければ、未然に防ぐことも起きてしまったことに対処することもできません。

 こういった事態を回避するために、おそらく既存の有名ブロガーの一部は企業に誘われることになるでしょう。直接にブログを運営することもあるでしょうし、そういった勘所の指導をしたり、事態の収拾を任されるようにもなるでしょう。

 それは文章力や対応力のあるブロガーは既存のメディアに取り込まれるということでもありますし、ウェブの一部であるブロガーが社会的な地位を占めるということでもあります。それを良く思わない方もいるでしょうけれど、可能性はより広がることになるでしょう。

 可能性とは、職業的にブログに携わる人間の登場です。既存のメディアで芸能人が重用される一因は、彼らがテレビや演劇に人生をかけているからです。それ以外の安定的な生活を捨てて、芸能という世界に生きるからこそ、彼らは活躍するのです。

 ブログによって生きていくことができるのなら、少数ではありますが、ブログに人生をかける人間が出てくるはずです。彼らが為しえることは、趣味として片手間に運営を行っている僕のような人間を遥かに飛び越えるでしょう。

 ブログによって生計を立てることは、現在でも不可能ではありません。アフィリエイトやアドセンスなど、広告収入を得ることはできます。日に五千円も稼げれば何とか生きてはいけますから、それほど高いハードルではないのかもしれません。

 しかし、広告という手段による収入は非常に不安定です。それは質の高い記事をアップし続け、人を集めます。広告を見て商品を実際に買う人間が一定の割合いるとし、その母数を増やすという手法なのです。これでは副収入としては魅力的かもしれませんが、とてもメインに行う商売とは言えません。

 また、アフィリエイトのようにネットに金銭を持ち込む手法は現在好まれていませんが、企業ブロガーという発想が定着すれば状況は変わるかもしれません。ブログを運営することで対価を得るという流れが一般化することで、副次的にもウェブの可能性を押し広げる効果はあるでしょう。

 ただし、ブロガーという存在が社会的に認知される傾向が強まれば、同時に合法的であれとする圧力はより高まるでしょう。現在はエミュレータにしろ、動画共有にしろ、それほど本格的な取り組みはなされていません。対処の仕様がないという現実と共に、グレーでも構わないという空気があるからです。

 おそらく、企業ブロガーなどによってネットが社会に取り込まれる度合いが強くなれば、現在ブラックである部分ばかりかグレーである部分に対する圧力も一層強くなります。それは何もかもがごちゃ混ぜになっている現在の状況の終焉をも意味することでしょう。
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[ネット] ウェブのはじまりとおわり / 犬 - Lingua furanca.
 過去の記事にトラックバック、今回は犬さん。  企業ブロガーを生み出したらどうなるか、か。やってみたい気はするけれど、面倒そうだなぁ。あくまでも自分の会社の宣伝になるようにしつつ、且つアフィリエイトなどで儲ける……というか、自社製品(製造業なら)をそのま

2007.11.12 23:54 | 明日は明日の風が吹く

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