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新入社員の皆さんこんにちわ。今年社会人一年目のフレッシュマンterasuyです。
先日のCOMIC1では初めて同人誌を発行させて頂いたのですが、当日はスペースに行く事が出来ず、仕事に精を出していたそんな感じの生活です。
連休?なにそれ?おいしいの?\(^o^)/

さて今回は僕からのお題"あなたが選ぶ「この三冊」"
世の中には冊子となっている作品は星の数ほどあり、どれを選べばいいのかわかったもんじゃありませんよね。自分で出しておいて無茶なお題だなと思います。
そんなわけで僕はテーマを一つ、
"新入社員に薦める「この三冊」"
と銘打ってレビューの形をとっていきたいと思います。


ベルガリアード物語
予言の守護者―ベルガリアード物語〈1〉 予言の守護者―ベルガリアード物語〈1〉
デイヴィッド エディングス (2005/02)
早川書房

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いきなりシリーズもので申し訳ないのですが、こちら王道ファンタジー。
主人公ガリオンが数多の出来事を乗り越えて成長していく様は、往年のRPGを彷彿とさせます。ラノベなんかでは王道ファンタジーは最近の主流ではありませんが、丁度社会人になった今だからこそ、エンタメの原点回帰をしてみては如何でしょう。


さてこの作品の素晴らしい点、それはどの登場人物もキャラが立ちまくりだという事です。
重厚なストーリーを彩る数々の登場人物が多彩な動きをしてくれて、場面が何度切り替わろうとも飽きる事無く読み進める事が出来ます。
特にヒロイン「セ・ネドラ」のツンデレっぷりは異常。アメリカ人である著者の感性の高さが伺えます。出版を開始したのは1982年…怖ろしい才能があったものだよ…。


全5巻、総頁数は2500超と長編シリーズではありますが、気付けば読破している事請け合いです。
全員が主人公だと言える王道ファンタジー。爽快感でストレスをぶっ飛ばせ!
だがしかし、
歯車たりえる新入社員の諸兄達はこの現実とのギャップに耐えられますか?
いやいや、まだ歯車にもなれてませんね。あぁ、僕のことです。
HACCANさんの美麗なイラストが目印です。

サマー/タイム/トラベラー
サマー/タイム/トラベラー (1)  ハヤカワ文庫 JA (745) サマー/タイム/トラベラー (1) ハヤカワ文庫 JA (745)
新城 カズマ (2005/06/16)
早川書房

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幻想の世界を体験したら、次は青春回帰でも。
猫とSFは切り離せない存在だと、偉いハインライン先生が仰っておりました。
ヒロインの少女がタイムトラベルに成功してしまった事から始まるこの物語は、主人公含む高校生5人組が織り成す青春SF小説です。どこか浮世離れしたような高校生達がヒロインのタイムトラベルを契機に、あるSFの実験を開始するのですが、それを取り巻く細かな日常の描写が青臭くてたまりません。
その青臭さはべたべたとした濃縮されたものではなくて、擦れた若者が必死で大人になろうとするような。知的でありながらも、やろうとしている事はやっぱり子供じみていて現実を見る事が出来ていない。
どれだけ論理的な考えが羅列されたとしても、若者が若者足りえるのは青臭さなんだなという事を強く実感し、そしてそれはもう自分が得る事が出来ないものなんだなと痛感するんですね。
だからこれはSFの形態を少しだけ取った、青春小説です。
社会に出た事で徐々に磨耗されていく何かを感じられるのではないでしょうか。


またこの作品には小ネタとしてSFの名作がメタ的に登場してきます。
彼らの拠点となる喫茶店なぞは「夏への扉」という名前で、店内には猫がいたり。
往年のSF好きはニヤリとすること請け合いです。


ルサンチマンに嘆くか、ノスタルジックに憂鬱になるか、五月病を更に悪化させることは目に見えてます。丁度作品の季節は夏なのでこれからにはばっちり!(何がだ)

ジェニィ
ジェニィ ジェニィ
ポール・ギャリコ、古沢 安二郎 他 (1979/07)
新潮社

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最早古典レベルで名作となっている、ポールギャリコの本著は主人公の少年が猫になってしまうお話。童話のように柔らかな筆致で綴られ、読む人を選ばずひと時の夢を与えてくれます。
猫となった少年は猫の生活をする事になるのですが、パートナーとなるヒロイン(?)ジェニィが猫足りえる為の指南を手ほどきます。これが猫好きには堪らないもので、猫が行う仕草の一つ一つに秘められた意味や、人間に好かれる為の術など、あらゆる処世術が著者の想像で綴られます。


人間の少年が感じる猫社会の幻想性と厳しさが同時に見える、そんな作品。
さてなんで僕がこれを紹介したのか。というのは読んでみれば分る通り、猫の世界の息苦しさや人間との大きなギャップを感じる事が出来るからで、これは今まさに入社したての僕らが感じるそれと同じものを主人公の少年は感じたのではないかと思うのです。
猫という気ままな生活を送っているであろう社会、そこにも実は厳しさや辛さがあって、どこに行っても社会とは息苦しさを伴って存在しているんだなと実感せざるを得ない。
どれだけ柔軟に社会に適応できるかどうか、僕ら新米にはそれが必要なんだなと感じるのです。


今は息苦しさばかりかもしれないけど、とりあえず頑張ろうぜ!!!
おいらも泣かずに頑張るよ!!!
フレッシュマン万歳!!
ということで、長くなりましたが、新入社員に薦める3冊。読んで乗り切れ五月病。
それではまた。
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